ダイヤモンドの価値を決める4Cの各要素について
4Cとはダイヤモンドの価値を決める要素のことで、カラット、カラー、カット、クラリティの各要素の頭文字にCがつくことからそう呼ばれています。
4Cは専門家がダイヤモンドの価値を厳密に定めるための基準でダイヤモンド選びには欠かせないものです。
ここでは4Cの各要素についてご紹介します。
カラット(Carat)について
カラットとはダイヤモンドの重さを表す単位を意味するもので、1カラット=0.200グラムで「1ct」と表記され、重くなるほど希少価値も高くなります。
語源は紀元前500~600年頃にインド人ダイヤモンドを計る際に使用していた錘用の豆「カロブ」と言われています。
その豆一粒の重さがおよそ0.2グラムということで豆の値を取っても均質であることが目方を計る錘に非常に適していたとされています。
カラー(Color)について
ダイヤモンドは完全な無色透明ではなく少し色がついているものがほとんどで、その中でも無色透明なものほど希少価値が高くなります。
黄色味が強くなると希少価値が下がりますが、ある一定の黄色味を越えると他の基準(ファンシーカラー)で評価されます。
ファンシーカラーには黄色の他にもピンクや青、赤、緑があります。
カット(Cut)について
ダイヤモンドはカットの角度や光の屈折を決めるプロポーションによって放つ輝きも違ってきます。
評価基準にはExcellentからPoorまで5段階あり、ラウンドやオーバル、ハートシェーブなどのカットがあります。
丸形のラウンドブリリアントカットはダイヤモンドの美しさを最大限に引き出す形と言われており最も人気がたかいものです。
クラリティ(Clarity)について
クラリティは透明度を表す基準で、キズや欠け、内包物の大きさなどによって評価が決まります。
包有物が多いと透明度が下がり輝きも損なってしまいますので、透明度が高いほど評価も高くなります。
ダイヤモンドの価値を決める4Cを見ると一目でダイヤモンドの質を判断することができますので、ダイヤモンド選びにはぜひ活用したいものです。
この記事の監修者
中込 早苗(Sanae Nakagomi)
ウェディングプランナー歴20年
アシスタント・ブライダルプランナー(ABP)資格所有
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